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第三エビス
(2001年8月26日廃業)温泉名:上原温泉



住所渋谷区上原3-26-6
最寄り駅小田急東北沢駅より徒歩3分
営業時間16:00〜24:00
定休日曜日





浴槽の種類

浴槽数2
浴槽配置関東式

普通高温水 檜 岩 軟水薬湯鉱物ラドボマ泡 電気座寝打湯立シ

広さ
湯温
気分
脱衣

湯質含メタ珪酸塩泉
カラン温泉

サウナなし




付帯項目

交通
販売
飲料
休憩

入り口ランドリー煙突縁側庭池破風2F体重
番台
×
×
×
×



ここの何よりも勝る印象、とにかく名湯であること。人間の肌に非常に近いph値が、赤ちゃん〜お年寄りまでやさしく包み込むっていうことでしょう。それよりも、化粧品とかで肌の荒れ気味な人、アトピーなどの肌の疾患で悩んでいる方には大変オススメです・・・、と書きながら、残念ながら廃業してしまいました、

雰囲気はともかく、内湯がどの家庭にもあるこの時代には、ちょっと設備の貧弱さはどうしてもマイナスポイントになってしまうと思います。まぁ・・・まず、普通の関東式の浴槽の配置っていうのは別に問題なし。だけど、ジェットと泡だけではちょっと寂しいかなって気もします(これで、お湯が見た目に黒いとか特徴があるっていうのならいいんだけど)。それと、今の時代ではちょっと遅れすぎてるイメージのある島式カラン。対面の人の大事な部分が見えてしまう(笑)というのは、確かに抵抗があるのではないかな〜って感じます。あとは、休憩場所でしょうか。必要に迫られてというより、くつろぐために来るという目的のほうがメインになった銭湯は、生き残るにはもっと、アフターバスタイムを大事にするべき時代になってしまったのではないでしょうか。

最近、廃業になった温泉銭湯を見ていると、ほとんどの浴場がこの傾向があるみたいです。・・・現在でも、お客さんが少ない浴場でこの傾向のところがいくつかあるのを考えると、「また『廃業』って書かないといけないのかなぁって寂しくなってきます。

言うだけいって、何もアイディアを出さないのもアレなので、私達的に魅力って感じることを、ここを例にしていくつかあげてみます。

1 地の利を生かした銘水のアピール : 実はこの辺は谷地が多く、かつて都内を流れていた宇田川の水源の1つになっている場所なんです。名曲「春の小川」の川の水こそがこの周辺から湧き出た水です。

2 嗜好品の揃いをアピール : 実は、ここの浴場には、今では貴重な190ml瓶のコカコーラがありました。最近は、みかん水、ラムネ、フルーツ牛乳などのレアものがあるだけでも、銭湯の存在が大事に思われたりするんです(他のとこじゃなかなかおけないもん)。

3 駅からの近さをアピール : 駅から近いだけでも、その電車で通っている人がとおりすがりで寄ってくれるということもあるものです。特に「温泉だ」ってアピールしているのなら尚更です。

もっとも、これだけでは片づかない問題があるのも確かです。それは、経営者の老年化と後継者不足などです。きっと、上原温泉も他の浴場と同じで、時代の流れに逆らえないでこのような運命をたどることになってしまったのでしょう。それにしても、とても惜しい話であることには変わりありません。ほんの1つの浴場が消えてしまっただけと言えばそれまでですけど、当然、周辺に住む人たちの生活を支えてきた「文化」の1つなのですから、世俗が消えてしまうことは、1つの文化が失われる位大きなことのような気がするのは私だけでしょうか?

オススメ度




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